フォトスタジオKの中野慧祐さん
カメラマンの中野慧祐さんは、「人と関わること」が心から好きだと語ります。
高校時代に始めた写真の楽しさが、今では愛犬イベントの企画や撮影へと広がり、たくさんの笑顔を形にしてきました。
ホテルや郵便局、不動産など多様な職歴を経て培った経験を強みに、人と犬、人と人をつなぐ活動を続けています。
中野慧祐さんのお仕事の特徴
✔特別な記念日だけでなく、普段の何気ない笑顔や仕草を大切に撮影。見返したとき“宝物になる瞬間”に
✔お宮参り、七五三、成人式、誕生日…0歳から99歳まで、人生の節目に寄り添う撮影で「家族の歴史」を残せる
✔ただのイベントではなく、愛犬と飼い主が一緒に楽しめる場を作り、笑顔と絆を写真と共に残せる
✔地域密着のフリーペーパー【with】を発行 犬と人が共に暮らすための情報を発信
✔写真を通して明るさを届けるだけでなく、防災・殺処分ゼロ・空き家問題など、社会貢献にも力を注ぐ
✔一人ひとりの笑顔を逃さないために、つい撮りすぎてしまうほど。数ではなく「想い」が込められた写真撮影
インタビューはここから
こんにちは。色々お話を聞かせてください。


はい。
中野さんはどんなお仕事をされているのですか?


フォトスタジオKというスタジオを運営しています。
フォトスタジオKの事業は3つの仕事から成り立っています。
撮影事業・イベント事業・広告事業、この3つです。
なるほど、幅広いですね!
それぞれどんな内容か、詳しく聞かせてもらえますか?

撮影事業

まず撮影事業からです。
保育園から高校までの学校カメラマンとして活動していますし、0歳から99歳まで、ご家族の節目に関わる撮影もしています。
お宮参り、七五三、成人式、誕生日撮影など、大切な行事の写真をお任せいただくことが多いですね。
また、地域のお祭りや屋外イベントの撮影も行っています。

本当に幅広い世代やシーンを撮られているんですね。
中野さんの写真の特徴とか、ありますか?


私は「何気ない日常を残していきたい」という思いが強いです。
特別な記念日だけじゃなく、日常の何気ない瞬間を写真に残すことで、思いがけない表情や思い出に出会えるんです。
撮影を通じて「新たに写真の良さを知ってもらえる」こと、それが私の撮影の特徴かもしれません。
たしかに、何気ない表情のほうが後から見ると宝物になることってありますよね。
では次にイベント事業についても教えていただけますか?

イベント事業

はい。
イベント事業では、犬にまつわるイベントの企画や運営、イベントレンタルなどを行っています。
わんちゃんに関係なくてもイベントのお手伝いをしていますが、自社で企画から当日の運営まで一貫してお任せいただけるのが特徴です。
特に「わん運動会」という愛犬と飼い主さんが一緒に運動して絆を深めるイベントを企画していて、これもおかげさまで3周年を迎えます。
わん運動会!
想像するだけで楽しそうですし、思い出になりますね。


ありがとうございます。
写真屋がやっているイベントだからこそ、愛犬とのかわいい姿をその場で撮影できたり、広告も愛犬家目線で作れるというのが特徴だと思っています。
イベントを遊びとして楽しんでいただきながら「気づいたら素敵な写真も残っていた」という形で、写真をもっと身近に感じてもらえたら嬉しいんです。
なるほど!
写真とイベントがうまく組み合わさっているんですね。
では広告事業についても聞かせてください。

広告事業

広告事業では、犬に関するフリーペーパーの制作・発行を行っています。
これはドッグトレーナーの方と共同で作っています。
名前は【with】(ウィズ)といい、「犬と人が共に暮らしていけるように」という意味を込めています。
イベントで出会った犬猫に関わるお店を紹介したり、飼い主さんとペットがより豊かに暮らせるような情報を発信しているんです。
情報誌の名前に込められた想いが素晴らしいですね。
ところで、撮影やイベントを続けていく中で特に大変だと感じることはありますか?


そうですね…やはり撮影データの確認作業でしょうか(笑)。
1回の撮影で1000枚以上撮ることも多いので、納品までのチェックに時間がかかるのが悩みどころです。
もちろん、ただ枚数を増やせばいいわけではないんですが、撮影が楽しくてついつい撮りすぎてしまうんです。
それだけ夢中になって撮影されているんですね。

このお仕事を始めたきっかけ
中野さんが今のお仕事を始めたきっかけとか、ありますか?


私は、カメラとの出会いが高校時代にさかのぼります。
当時はまだガラケーの時代で、友人たちの姿を撮影するのが私の小さな楽しみでした。
今思えば、ただの思い出づくりだったのかもしれません。
でも、カメラを通して切り取られた一瞬には、肉眼では気づけない表情や空気感が映し出されていて、その面白さに夢中になっていきました。
なるほど…最初はほんの遊び感覚から始まったんですね。
でも「肉眼では気づけない表情や空気感」っていう表現、すごくわかります。
写真ならではの魅力ですよね。


そのうち「もっときれいに撮りたい」と思うようになり、母親からコンパクトデジタルカメラを借りて撮影するようになりました。
ガラケーよりも鮮明に写る写真を見ては「やっぱり全然違うな」と感動し、撮るほどに「写真って奥が深い」と感じるようになりました。
お母さまのカメラが転機だったんですね。


その後、最初に就職した会社で、自分のお金で初めて一眼レフカメラを購入しました。
そこからは一気に撮影の世界が広がっていきます。
ボーイスカウトでの活動を通じて老若男女、さまざまな人を撮影する機会をいただきました。
年齢も背景も違う人たちの自然な笑顔や表情を切り取るたびに「やっぱりこの道を仕事にしたい」と思うようになり、最終的にカメラマンの道を選択しました。

ボーイスカウトの経験が活きてるんですね。
いろんな人の表情を撮ることで「仕事にしたい」と思えるほどの確信になったのはすごいです。


転機となったのは、コロナ禍での出来事でした。
独立して起業したものの、当初はマスク越しでの営業活動。
お互いに警戒心も強く、「この状況で積極的に営業するのは違うかもしれない」と感じるようになりました。
そんな時にふと「愛犬とのお散歩風景を、遠くから望遠レンズで撮影すれば、安全にできるんじゃないか」と思いついたんです。
あぁ…確かに、あの時期は対面での営業が難しかったですよね。
でもそこで犬の撮影を思いつくのがすごいですね。


そこで、ドッグフォトグラファーの友人と力を合わせて犬の撮影会をスタートしました。
愛犬と飼い主さんが見せる自然な表情や仕草は、どんなポーズ写真よりも魅力的で、その一瞬を写真に残すことがとても楽しく、また多くの方に喜んでいただけました。
この経験がきっかけとなり、今では犬のイベントを企画・運営するようになりました。

素晴らしいですね。
犬と飼い主さんの関係性もそのまま伝わる気がします。


その中でも特に思い入れがあるのが、愛犬と飼い主さんが一緒に体を動かし、絆を深める「わん運動会」です。
リレーや障害物競走のような種目を、犬と人が一緒に楽しむ光景は本当に微笑ましく、参加された方々の笑顔を見るたびに「やってよかった」と心から思います。おかげさまでこのイベントもスタートから3年が経ち、2025年3月で3周年を迎えることになります。
犬と一緒に走る姿って想像しただけで楽しくなります。


また、イベントを通じて出会ったドッグトレーナーの方と共にフリーペーパーを制作することになりました。
トレーニングやしつけの知識、地域の犬にまつわる情報などを発信しながら、犬と人との暮らしをもっと豊かにできればと考えています。
イベントからフリーペーパーにまで広がるんですね。
すごい行動力です!


今後の目標
中野さんの今後の目標とか、ありますか?


撮影を通じて北九州市の皆さんともっと関わっていきたいです。
私は「太陽の男」として、一人一人の人生に寄り添いながら、今を写真に残し未来に届けたいと思っています。
ロゴマークもその思いを込めて作ったんです。
カメラとストロボを組み合わせて、「K」を入れてます。
これは、中野がみんなを明るく照らす様にと意味を込めてます。
2021年の起業時にデザイナーさんと一緒に考えました。
さらに、イベント業では九州で犬猫の殺処分ゼロを目指す活動にも関わっていて、譲渡会の支援やペットボトルキャップ回収などを行っています。
また、防災意識を広めるイベントや、空き家を減らす活動にも取り組んでいます。
相続や不動産登記の問題から未来に繋げていくことも「残す仕事」だと思っています。
写真だけでなく、地域や社会に広く貢献されているんですね。
本当に活動の幅が広いですし、中野さんの想いがよく伝わりました。


最後に
では最後に、このインタビューを読んでくれた方へ何かお願いします。


振り返れば、これまでホテルマンや郵便局員、建築や不動産など、さまざまな仕事を経験してきました。
そのすべてが今の自分を形づくっていて、「体を動かすのが好き」「人と関わる時間が好き」という原点を再確認させてくれたと思います。
独立してカメラマンとして活動するようになってからは、大変なことも多いですが、お客様からいただく「この写真を撮ってくれてありがとう」という言葉が何よりの励みです。
だからこそ、この道を選んで本当に良かったと心から思っています。
これからも、カメラを通して「人と犬」「人と人」をつなぐ活動を続けていきたいです。
写真やイベントを通じて、大切な瞬間を形に残し、皆さんとその時間を共有できることが私の喜びです。
結局のところ、私は「人と関わること」が好きなんです。
だから写真を撮るときも、それ以外の場面でも、人とのつながりを大切にしていきたいと思っています。
皆さんの応援があってこそ今の活動が続けられています。
これからもぜひ温かく見守っていただけると嬉しいです。
もし何かありましたら、ぜひお気軽にホームページからご連絡ください。
お待ちしています。
中野慧祐さんのプロフィール

名前:中野慧祐(なかのけいすけ)
誕生日:1993年4月2日
出身:福岡県
出身学校:本城中学校 高稜高等学校
家族構成:一人暮らし(実家に黒柴。男三兄弟の長男)
好きな食べ物:ハンバーグ、羊羹
趣味:キャンプ、登山、バイクなど
夢&目標:八幡西区の家族さん全員の写真を撮ること。子どもの撮影をして今度はその子が結婚して、子どもが生まれて。ずっと寄り添うカメラマンとして。親戚のおいちゃんみたいな感じで一家族毎に関わっていくこと。
九州の風景を全国に海外に発信させて写真集作ること。
尊敬する人:人の為に動ける人
1993年 | 八幡西区で生まれる 4月2日に生まれ! |
2011年 | 高校卒業 |
2012年 | 塗装工として、就職したのち カメラを購入して写真の世界にはまっていく。 |
2015年 | 塗装工辞めて、ホテルマンとしてウェイターもしてました。 同年、日本郵便に就職 バイクの世界を知り、大型免許取得して。バイクに沼る人生を送った |
2019年 | 郵便局やめた後、不動産と建築を少し学ぶ |
2021年 | フォトスタジオK開業 |
2023年 | わん運動会をスタート 同年with情報誌発行スタート(犬専門フリーペーパー) |
2024年 | 5月 建築会社退職 6月からフリーカメラマン |
2027年 | 八幡西区にて、フォトスタジオK店舗オープン予定 |
2053年 | カメラマン退く予定 八幡西区の子どもたちの親戚のおいちゃん的存在だから、みんなと共に還暦を楽しむ。 地域貢献、犬猫の世界と共に社会貢献を通して、若手と共に世界を作っていく |
2093年 | 100歳の誕生日 まだまだ長いきするぞ!! |
中野慧祐さんのお仕事の特徴
✔特別な記念日だけでなく、普段の何気ない笑顔や仕草を大切に撮影。見返したとき“宝物になる瞬間”に
✔お宮参り、七五三、成人式、誕生日…0歳から99歳まで、人生の節目に寄り添う撮影で「家族の歴史」を残せる
✔ただのイベントではなく、愛犬と飼い主が一緒に楽しめる場を作り、笑顔と絆を写真と共に残せる
✔地域密着のフリーペーパー【with】を発行 犬と人が共に暮らすための情報を発信
✔写真を通して明るさを届けるだけでなく、防災・殺処分ゼロ・空き家問題など、社会貢献にも力を注ぐ
✔一人ひとりの笑顔を逃さないために、つい撮りすぎてしまうほど。数ではなく「想い」が込められた写真撮影