ヒトガラSTYLEって何?
お店やサービスを選ぶとき、値段や場所だけで決めていますか?
「どんな人がやっているのか」って、実はとても大事なポイントですよね。
ヒトガラSTYLEは、個人事業主の方や中小企業の経営者の方のお仕事を、インタビュー形式で紹介するメディアです。
実は商品やサービスよりも”人柄重視”になっているのがポイントです。
読んだ人に「この人だからお願いしたい!」と思っていただければ、もっと安心して商品やサービスを利用していただけると思ったからです。
でも、よく考えたらインタビューしている編集長の得体が知れません🫠
なので編集長である私も、インタビュー形式で自分の事について語る事にしました。
それに、誰かの人柄を伝えるメディアを作るなら、まずは自分の人柄からだと思ったからです。
聞き役には、Glow upの前川聡美さんにご協力いただきました。
実は最初、猫と一人二役で会話しようかと思ってましたけど、やっぱりやめました笑
インタビューはここから
今回は圭さんがインタビューされる側なんですね。


はい。
ヒトガラSTYLEの編集長が得体が知れないので、自分のことをしっかり伝えるページも作っておこうと思って。
裏方が出しゃばってすいません🫠
どんなお仕事をしてるの?
さっそくですが、圭さんのお仕事って、ざっくり言うとどういうことをされてるんですか?


何なんでしょうね?笑
交流会(北九州小倉カフェ会)の主催と、ヒトガラSTYLEっていうWebメディアの編集長をしています。
専門はマーケティングで、個人事業主の方に集客のアドバイスをしたり、公式LINEをいじってあげたり、ホームページを作ったり。そんな感じですかね。
いろいろやってるんですね!
交流会は、どんなきっかけで始められたんですか?


北九州には、「異業種交流会」じゃない「一般人の集まる交流会」がほとんどなかったんですよ。
あっても集客できてなかったので、「集客が得意な私がやったらうまくいくんじゃね?」っていう軽い気持ちで始めたのがきっかけです。
私自身、交流する場が欲しかったっていうのもありますね。
なるほど。
でもその軽い気持ちが、今では公式LINEの登録者が3,600名を超える交流会になるとは……すごいです。
ウェブ系のお仕事はいつ頃からなんですか?


ウェブの仕事は、コロナ禍になってからですね。
当時、北九州小倉カフェ会の参加者数が、毎月100人くらいだったのが40〜60人に半減してしまって、
「これはまずい🫠」
って思って、異業種交流会で「ウェブの集客ができます」って軽くアピールしに行ったんです。
そこから色々あって、今の仕事に繋がっています。
ヒトガラSTYLEも、コロナ禍の時に生まれたメディアなんですよ。
ヒトガラSTYLE、私も掲載させていただいていますが、人柄がじんわり伝わってくるようなページが多いですよね。


ありがとうございます。
カフェ会の経験上、商品やサービスの紹介よりも「自分の人間性」にフォーカスした方が、理想的なお客さんが集まるんです。
ホームページも、もちろん人柄は出すようにしています。
カフェ会についても、すごく工夫されてるなと感じました。
人数制限もありますよね?


はい、最大でも4名までにしてるんです。
たとえば7名なら「3名と4名」、11名なら「4・4・3」といった具合に、少人数に分けて席替えを繰り返します。
5〜6名で固まると話しにくいし、初参加の方が入りにくい。
少人数だと「1人だけ40代だった」みたいな人も参加しやすくなりますから。
それ、すごく配慮されてますね。
初参加の人にとって安心感がありそう。


自己紹介も話さなくていいようにしてます。
「自己紹介シート」に書いて、それを見てもらう感じです。
あと、写真を撮るときに「はいチーズ」ってポーズもしないです。
喋ってる最中の自然な感じをこっそり撮ります。
冷静に考えると、みんなそんなに仲良しじゃないじゃないですか(笑)
一期一会の出会いを求めて来る人も多いので、「人間関係がめんどくさくない交流会」にしたいんです。
サークルみたいなノリになっちゃうと、初参加の人が入りにくくなるので。
それ、めっちゃわかります!
距離感のある優しさですね。
写真に映りたくない人への配慮もあるんですか?


ありますよ。
嫌なら写真に映らなくてもいいです。
私自身、写真に写るのが嫌いなんです笑
だから昔は「手だけ映る」って技を編み出しました。
でも、できれば写真には写ってほしいとは思っています。
「人数が集まってる証拠」になるので、次回初めて参加する人の安心材料になるんですよ。
ほんと、主催者さんがコミュ障だからこその心遣いですね。


そうです(笑)
だから、自分が参加しやすい交流会を作ってたら、今みたいなスタイルになってました。
参加費の一部を寄付されてるって聞いたんですが、それ本当ですか?


はい。
参加費の3割を寄付してます。
社会福祉協議会から感謝状もいただきましたし、『リビングふくおか』でも紹介されました。


すごい…
そんなことをしてる交流会って、なかなかないですよ。
でもやっぱり、運営で難しいこととか大変なこともありますよね?


やっぱり「勧誘」に関しては一番気を使ってます。
勧誘されたら、その人はもう参加しにくくなりますし、北九州は他の交流会が少ないので、勧誘された人の居場所を奪ってしまうんですよね。
だから、これだけは厳しくしています。
それはありがたいルールですね。
安全な場が守られてるって、大きなポイントだと思います。


あと、40〜50代の方が多めで、女性も多めです。
大人が集まる緩やかな繋がりの場。そういう感じにしたいんですよね。
ウェブ系のお仕事における強み
ウェブ系のお仕事における、圭さんの強みって何だと思いますか?


交流会での集客力ですかね。
毎月40~60名の方にご参加いただいていて、そのうち初参加の方は10~15名くらいいます。
重複なしの累計だと1000名は超えています。
あと、マーケティングをけっこう勉強しているっていうのもあるかも。
そうなんですね。
どんなふうに勉強しているんですか?


例えば、月に1冊かなりマニアックなビジネス書が届くという謎のサブスクに入ってます。
「月刊ビジネス選書」っていう、ふつうの本屋さんでは出会わないような内容で、毎年「ベストアイデア全集」っていう分厚い本も届きます。
2023、2024、2025と届いてて、2022の分だけは謎の手相占い師にあげてしまいました。
他にも色々あるんですけど、そういう学びを仕事やヒトガラSTYLEに活かして、「読まれる文章」「選ばれる仕組み」を考えてます。
あんまり「勉強してます!」って主張はしたくないんですけど。

いやもう、めっちゃ主張していいと思います笑
マーケティングへの情熱がすごい!


情熱があるかどうかはよくわからないですけど、マーケティングは大好きです。
元々アフィリエイトやってたときは、マーケティングしてるって意識なかったんですけど、今思えば全部マーケティングだったなって。
面白い商品やサービスがあって、それを必要な人に届ける。そこには戦略もあって、すごく楽しいんですよ。
もう趣味みたいになってますね。
圭さんの言葉から、温度とか誠実さが伝わってきます。
こんな人がやってるなら、安心してカフェ会もヒトガラSTYLEも参加できるなって思いました。

カフェ会やウェブの仕事を始めたきっかけをもう少し詳しく
カフェ会やウェブの仕事を始めたきっかけについて、もう少し詳しく聞いてもいいですか?


はい。
私はトランスジェンダー(MTF・男→女)です。
今でこそ、そこまで気にすることはありませんが、人生の前半はそれが大きな壁となって立ちはだかっていました。
そうだったんですね。


思春期を迎えた頃から、自分の中の“違和感”が強くなっていったんですが、当時はそれを言葉にする術もなくて。
ただ自分を隠すようにして日々を過ごしていました。
言葉にできないって、しんどいですよね。


本当に。
いざ社会に出るって時期になっても、「就職なんて無理」って心の底から思ってました。
そんなこと考えてたら、外に出るのが本当に怖くなってしまって。
うんうん。


それで選んだのが、家の中だけで完結できる働き方――アフィリエイトだったんです。
インターネット上に文章を書いて、商品を紹介して、それを見た人が購入すれば報酬が入るという仕組みです。
顔出ししなくてもできる仕事ですよね。


そうそう。
誰とも会わなくていいし、性別も関係ない。
その世界は、当時の私にとって“逃げ場”であり、“唯一の生きる術”でもありました。
すごくリアルな言葉…。


でも、その世界も永遠じゃなくて。
ある日Googleの検索エンジンが大きく変わって、自分のサイトが検索上位からどんどん落ちていったんです。
アクセス激減、収入もガクッと減って、「もうダメかもしれない」と思いました。
うわあ…それはキツい。


でも、普通にバイトでもすればいい、って簡単に言えないんですよね。
「男として?女として?」
トランスジェンダーだということは話す?話さない?話したらどうなる?差別される?
本当に、何もわからないし、何も信じられなかった。
それ、すごく想像できます…。


求人を見ては考えすぎて動けなくて、「もう、いっそ死んだ方が楽かも」って思うこともありました。
でも、生きていくには収入が必要で。
悩んだ末に、「なるべく人と会わない」「誰とも喋らない」っていう基準で、食品の仕分け作業のアルバイトに応募したんです。
本当にギリギリの中での選択だったんですね。


職場は巨大な冷蔵庫の中。
寒かったけど、人とあまり関わらなくてよかったのが救いでした。
でも、働いていくうちに、周りの人と少しずつ顔を合わせるようになって――
意外にも「普通に」受け入れられたんです。
えっ、それはちょっと泣きそう…。


いやぜんぜん泣きそうにはならなかったんですけど笑
でもふと思ったんです。「あれ? もうちょっと人と会っても大丈夫かも…?」って。
そこから少しずつ、“外の世界”に興味が戻ってきて。
北九州で「交流会」とか「人と会える場」がないか調べて、たどり着いたのが「カフェ会」でした。
おぉ、ここでカフェ会に繋がるんですね。


でも最初の参加はめちゃくちゃ緊張しましたよ。
でも、いざ行ってみると、色んな職業、年齢、立場の人が和やかに話していて、思ったよりずっとフラットな場所で。
その雰囲気、なんか想像できます。


…が、数日後。
カフェ会で知り合った人に呼び出されて、あろうことかネットワークビジネスの勧誘をされました。
あ〜、それは…あるあるですね…(苦笑)


一応主催者にもその事は報告したんですけど、しばらくして2回目に参加した時に、その勧誘してきた人も参加してて鉢合わせしまして。
その瞬間、「は?カフェ会って最悪やん」と心を完全に閉ざしました。
それは最悪ですね。


でも、時間が経って「まあ、たまたま運が悪かっただけかも」って思えるようになって。
北九州以外、福岡市内のカフェ会にもいくつか行ってみたんです。
そしたらそこは勧誘もなくて、普通の交流会でした。
ちゃんといい場所もあったんですね。


そう。
それで「なんだ、カフェ会って悪くないじゃん」って思えてきて、なぜか勢いで自分自身で主催するようになってしまいました笑
その流れ、すごい好きです笑


それに勧誘とかの問題が起こっても、主催者がしっかりと対応できれば最小限に食い止められますから。
そうですね。


その後、コロナ禍がきて、カフェ会の参加者数が毎月約100名から40〜60名くらいに減ってしまって、それで異業種交流会とかに行くようになりました。
そういう交流会とかに出てる中で、「ウェブ集客が苦手」っていう事業主の方がすごく多いと気づいたんです。
そしてそもそも私は自分のスキル――ライティング、SEO、サイト構築――こういうのでカフェ会も集客していたわけです。
あ、そこで繋がるんだ。


「集客できるホームページ、私なら作れますよ」って、そこから少しずつ仕事としてのウェブ制作や、集客のアドバイスなどを始めました。
でも、カフェ会や交流会の経験から、私は気づいてたんです。
人って、商品やサービスだけじゃなくて、“誰から買うか”で選んでる。
うんうん、本当にそうですよね。


だから私は、ホームページ制作でも「人柄」を大事にした構成・デザインを心がけています。
プロフィールやエピソード、日常の想い――そういう人間味こそが、理想のお客さまを引き寄せる。
その視点、めちゃくちゃ素敵です。


そういう理念のもとに立ち上げたのが、「ヒトガラSTYLE」です。
これはただのウェブ制作サービスじゃなくて、“あなたらしさ”に光を当てるメディア。
事業をされている方が、自信を持ってお仕事をするきっかけになればと願っている場所です。
すごく伝わってきます。
ヒトガラSTYLE、名前の通りですね。

今後の目標
今後の目標とか、何かありますか?


ヒトガラSTYLEを、北九州周辺の人たちがほとんど知ってるような、有名なメディアにしたいです。
あと個人事業主の方で集客方法がわからない方には、かなり助けになれる自信があります。
せっかく事業を始めたのに誰にも知られずに終わるのはもったいないので、ぜひ私に相談してほしいです。
その後は福岡にも広げて、さらにその後は…その時に考えます。
カフェ会もこのまま運営していきたいですね。
そこそこ有名になってきたので、北九州に根ざした「隠れたインフラ」みたいな存在にできたらなと。
大人が交流して、子ども達に還元する、みたいな。
きれいごとを言えば地域のため。
でも本音を言えば、ただ自分の力を試したいだけかもしれません。
それでも、そういうエゴが誰かの役に立ったり、地域に還元できる形になるなら、それもまた意味のあることだと思っています。
それ、すごく共感します。

最後に
では最後に、これを読んでくれた方に何か一言お願いします。


すごく長いインタビューになりましたが、読んでくれてありがとうございました。
もしよかったら、ヒトガラSTYLEに掲載している方々のサービスを利用してみてください。
あなたが時期をされている方なら掲載も大歓迎です。
それとカフェ会の参加もお待ちしています😉
上村圭のプロフィール

名前:上村圭(うえむらけい)
誕生日:1982年1月8日(ただし20歳以降は3年に1歳しか歳をとらない)
出身:北九州市
出身学校:どこかの理系の大学中退&福岡の英語っぽい専門学校卒業
家族構成:父+ねこ5匹
好きな食べ物:資さんうどん、ラーメン、中華料理、カレー
趣味:読書(ビジネス、スピリチュアルなど)、マンガを読む、アニメを見る、YouTubeを見る、最先端のマーケティングとかそういう感じの勉強。
夢&目標:特に何も心配する事もなく、毎日を楽しく過ごせるような環境を作る。自分と自分の周りの人達も含めて。
得意なこと:ウェブ集客、物事を調べる、感情に惑わされずにデータを見る、空気を読まない(読もうと思えば読める)、同調圧力に屈しない、気配を消す。
尊敬する人: 釈迦、吉野敏明、小川忠洋
1982年 | 1月8日生まれ。「20歳を過ぎたら3年に1歳ずつ歳をとる」と決めているので、23歳の時に21歳、26歳の時に22歳、29歳の時に23歳という感じなので、今は27歳。 |
1988年 | 小学校に入学。父親に「算数がわからなくなったら死ぬ」という呪いをかけられる。あと何故か少林寺拳法を習い始める。 |
1993年 | 少林寺拳法で初段に。その年の夏に辞める。 |
〜1996年頃 | 呪いにより、中学3年までは授業を聞かなくても教科書読めば算数&数字は満点。ケアレスミスが無ければ。 |
1997年〜 | 高校生に。数学がわからなくなったけど死ななかった。 |
1999年頃 | 化学は元々得意だったので、数学を独学でなんとかして、なんとか大学合格。英語だけはさっぱりわからず。センター試験1問もわからず(本当です)。英語が嫌いすぎて「今後の人生で英語にだけは関わりたくない」と思う。 |
1999〜2003年頃 | 某大学の理学部化学科に通っている最中、留年とかしながらも全然やる気がなく、なんか色々あって人生に迷いまくり、超常現象の本を読み漁る。 |
2003年 | なんか突然「よし、英語やろう」と思いついて大学中退を決意。TOEIC初受験、305点。1問もわからず。 |
2004年 | 英語系の専門学校に通いながらも、授業が役に立たないので英語は独学。50冊くらいの英語学習本を読み漁って人体実験を繰り返し、TOEICのスコアが700に。 |
2005年 | TOEICのスコアが790に。 |
2007年 | 何故かブックオフでアルバイトしながらTOEICのスコアが840に。(305→840までTOEIC対策はしていません) |
2008〜2010年 | 個別指導塾で英語を教える。 |
2010年〜 | ネットを使って楽してお金を稼ごうと思い始める。 |
2011年〜 | いわゆる「情報商材」を買い漁り、読みまくり、なんとかお金を稼げるように。この頃からSEO(検索エンジン上位表示対策)やウェブマーケティングに詳しくなる。この頃も人生に迷いまくっていたので、スピリチュアル系の本も読み漁る。その後10年で500〜1000冊くらい読んだような…。 |
2017年12月 | Google検索が「健康アップデート」をする。稼げていたお金がかなり減る。仕方がないのでアルバイトに。 |
2018年〜 | 元々「人生に迷っていた理由」により半分引きこもっていた。それがアルバイトを通して「外に出る」という経験をしたため、「色んな人と会っても面白いんじゃね?」と思い始め、1月頃に小倉の「カフェ会」という交流会に参加してみる。 |
2018年1月 | 最初に参加したカフェ会で会った人に後日呼び出され、アムウェイに勧誘される。もちろん断り、主催者に報告。実は人生でマルチやら宗教に勧誘されるのはこれで5回目くらい。 |
2018年2月 | またカフェ会に参加したら、主催者が「今日、あの人(アムウェイに勧誘した人)も来ます」とか言うのでなんか残念な気分になる。(この経験を今のカフェ会のルールに生かしてます) |
2018年4〜7月 | 福岡県内の色々なカフェ会に参加しつつ、北九州は人口が微妙なのでカフェ会は集まりにくいと知る。でも「ウェブ集客の技術を使って集めたら面白くね?」と思い始める。 |
2018年8月 | カフェ会を主催し始める。 |
2020年~ | コロナ禍以降、ウェブの仕事も始める。 |
口コミ
ときどーき参加させて頂いてます(^o^)
いつもと違った日常で気兼ねなく参加出来るのが魅力です。
編集長とご縁ありまして、いろいろとカフェ会独自のシステムを教えて頂いてるのですが、
参加者が楽しめる、交流出来る、また来たくなる(^o^)そんな魅力が詰まったカフェ会です(^o^)
ご覧の皆様も是非一度 足を運んでみて下さい(^o^)
Tsu-ka-sa
