土地家屋調査士の古木康太郎さん
古木さんは、土地や建物の「境界」という、少し難しくて後回しにされがちな問題に、静かに寄り添ってくれる土地家屋調査士さんです。
専門用語を並べるのではなく、たとえ話を交えながら丁寧に説明してくれるので、「ちゃんと分かった上で任せられる」安心感があります。
依頼者の代理人=分身として動くという考え方も、とても印象的。
手続きだけでなく、人との関係や信頼まで大切にしてくれる方なので、不安を抱えたまま相談する人ほど、きっと心が軽くなると思います。
古木康太郎さんお仕事の特徴
✔境界トラブルを「揉める前」にほどく、静かな火消し役
✔専門用語を使わず、納得できるまで“噛み砕いて”説明してくれる
✔依頼者の“分身”として動く、代理人意識の高さ
✔成果が同じだからこそ、“人柄”と報連相で選ばれる調査士
✔嘘やごまかしには加担しない、誠実さのラインが明確
✔遠回りと失敗を重ねたからこそ、相談者の不安に寄り添える
✔“この人に代理人になってほしい”を考え続けている人
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インタビューはここから
こんにちは。
色々お話を聞かせてください。
はい。
難しいのはやめてくださいね(笑)
(笑)
古木さんはどんなお仕事をされているのですか?
土地家屋調査士をしています。
土地家屋調査士とは?
土地家屋調査士、初めて聞きました。
どんなお仕事なのか教えていただけますか?
土地の境界線を確認する仕事や、不動産の表示に関わる登記申請が主な業務です。
と言ってもわかりにくいですよね(笑)
土地の境界線は皆さん曖昧にしかわかっていない場合が多いので、いざ不動産取引をしようとした時に揉める原因になってしまいます。
境界線と一口に言っても、ズバッと一本の線が引かれているわけではなくて、土地にスキマが空いていたり、重なったように見える場合もあるんですよ。
それが原因で困ったことにならないように…っていうのが私の使命ですね。
なるほど。
それは重要ですね。

あと不動産を持たれてる方は法務局に届出をしないといけない場合があるのですが、その代理です。
これは土地家屋調査士に認められた独占業務なのですよ。
例を出すと、子どもを出産した時には市役所に出生届を出すと思うのですが、念願のマイホームを新築した時も、マイホームはまだ赤ちゃんなので、法務局に届出が必要なのです。
“マイホームも出生届が必要”って例え、めちゃくちゃ分かりやすいですね。
境界って曖昧なままの人が多いからこそ、古木さんみたいに優しく説明してくれる人は本当にありがたいと思います。

実際にしている仕事について
実際の現場では、どんな仕事が中心になるんですか?
外で汗水垂らして測量作業や穴掘りをしたり。
かと思えば事務所で図面の作成や、取り交わす書面や申請書類の作成。
お隣にお住まいの方に境界線の事をご説明したり確認にうかがったり。法律知識が必要なので日々勉強です。
穴掘りまで。
けっこう体も使うんですね。
それと新しい測量技術の取り入れというのも欠かせません。
ちなみにサイン・コサイン・タンジェントって私のような仕事で使うんですよ(笑)
え😳
そこで使うんですか!?
そうなんです。
肉体労働、頭脳労働、国語力、数学力を惜しみなく発揮できる、例えるなら贅沢ワンプレートってところにこの仕事の魅力を感じています。
“贅沢ワンプレート”って表現、面白いですね。
外で体を動かしつつ、ご近所の方への説明もあって、法律や数学も必要で…確かに全部盛りですね。

お仕事で大切にしていること
お仕事で、古木さんが特に大切にしていることって何ですか?
仕事の精度や知識は当たり前に持っていなくてはいけなくて、その上でどうやって皆さんと信頼を築いていけるだろうかと常に考えます。
私を含め、土地家屋調査士は代理で仕事をすることがほとんどです。
代理ということは、依頼者さまの代わりに手続きを進めたり作業をしたり…と、いわば依頼者さまの分身の様なものだと私は思ってます。
もし自分の分身が、大切にしていた周りとの信頼関係を壊しだしたら…到底許されないと思います(笑)
だから私は、依頼者さまやそのご家族や周りの方、お隣にお住まいの方、もちろんお仕事で関わりのある方々との信頼関係の構築を一番大切に思っています。
ほんとに“分身”という言葉がピッタリですね。
どんな仕事よりもまず“信頼”なんだと伝わってきます。
依頼の実情・トラブル
実際には、どんな相談が多いんでしょう?
う〜ん、特に多いものですか。
他の調査士さんの事は分かりませんし、少しズレた回答になるかもしれませんが、個人の方が直接的にお悩みを抱えて私のところに依頼に来るケースは少ないのですよ。
例えば、いざ土地を手放したいとなった時に、境界線をハッキリさせないと取引できない!と不動産屋さんとかに言われて初めて境界線の問題が立ちはだかる感じですね。
境界線の問題は棚上げされている事が多く、実は冷戦状態…みたいな土地もあります。
「境界の冷戦状態」…まさにありそうな話ですね。
土地の境界トラブルや法務局への申請など、複雑な専門知識が無いとなかなか難しいと思いますので、私はできるだけ細かい聞き取りや報告など、可能な限り不安にならなくて済むような対応を心がけています。
それだけ丁寧にしていただけると安心ですよね。
ちなみにごくごく少数ですが、依頼者の方で私に対して嘘をつく方、自分の持っている不動産に無責任な方に対しては、申し訳の無いことですがお断りをする場合もあります。
成果と“ヒトガラ”
土地家屋調査士の仕事は、正直成果にバラつきが少ないです。
つまり誰に頼んでも一定の成果が出ます。
土地家屋調査士は土地家屋調査士会という会に強制加入なのですが、入会せずに土地家屋調査士の業務をしてはいけない決まりになっているので、裏を返せばそれだけ仕事の質が担保されてるということです。
その中で自分を選んでいただくためには、親しみやすさや言葉選び、報連相の丁寧さが大事だなと思っています。
この人に代理人になってほしいと思ってもらえる事を“考え続けてる”ことは私ならではのポイントだと自信を持って言えますね。
なるほど。
それは重要だと思います。
言い換えるとヒトガラってことなんだと思います。
もちろん今も模索中ですが、ヒトガラSTYLE編集長に会った時に、コレだ!という勝手な共感がありましたね(笑)
それは嬉しいです笑
まさに“ヒトガラで選ばれる仕事”ですよね。

お仕事を始めたきっかけ
古木さんがこのお仕事を始めたきっかけとか、あるんですか?
いやぁ大変お恥ずかしいんですが、以前勤めてた事務所を辞める時に、ただ仕事を投げ出すのがカッコ悪いなと思って、この仕事をしていた証として、資格を取ってから別の業界に行ってやろう!と思ったのが始めた…というか志したきっかけですね。
そうなんですか?
もともとこの業界で働いてはいたんですね?
そうです。
でも、もともとこの業界に入った理由も実は「測量ってなんか楽そうだし、仕事は外で体を動かしてたい!」という、本当に軽い気持ちからでした。
土地家屋調査士の“と”の字も知らなくて(笑)。
それはなんか分かります。
最初の入り口って意外とそんなものだったりしますよね。
そうそう。
でも実際は全然楽な仕事じゃありませんでした(笑)
新人の頃は毎日がいっぱいいっぱいで、気づけば4年ほどお世話になっていました。
4年って、軽い気持ちで続けられる年数じゃないですよ。
ちゃんと向き合ってたから続いたんだと思います。
いやぁ…ですが当時の私は「この業界で頑張ってやるぞ!」みたいな向上心らしい気持ちもなくて(笑)。
で、なんとなく退職して、その後は応援や下働きのような感じで食いつなぐ日々でした。
応援とか、あるんですね。
そうなんです。
それからほんとに下積みというか…呼ばれたら現場に行って、測量の補佐をして。
地味だけど、必要としてくれてた方達がいて、なんとか仕事をこなす日々でした。
ただ、心のどこかでは「そろそろこの世界からスパッと離れて、どこかに就職した方がいいのかな…」って気持ちが大きくなってきてて。
先が見えにくい時期って、ありますよね。
なんとなく土地家屋調査士の試験は受け続けていたんですが、ただまぁ…半端な気持ちで受かるほど甘い試験じゃなくて(笑)。
気づけば6回落ちてました。
6回…!
それでも受け続けてたの、本当にすごいですよ。
いやもう、本当に「運が良ければ受かるかも」という甘い考えと「辞めたら負けな気もする」という謎の意地でしたね(笑)。
謎の意地 笑
でもある時ふと思ったんです。
「一度ちゃんと勉強してみよう。
それでダメなら諦めもつく」
そう思ったら、すごく楽になりましたね。
その“腹が決まる瞬間”ってありますよね。
それで本気が出たりしますし。
本当にそうで、本気で学び始めたらどんどん面白くなってきて。
「受かりたい」より「もっと知りたい」が大きくなったんです。
そして受けた試験で、ついに合格しました。
努力がちゃんと実ってよかったですね。
ありがとうございます(笑)。
でね…不思議と「せっかく合格したんだから…開業しようかな?」って、また軽いノリが湧いてきて(笑)。
軽いノリのようでいて、ちゃんと背中を押されるだけの積み重ねがあったんですよ。
そうかもしれませんね。
合格後、すぐに開業する人は少数派だと思うんですけど、下積み時代に教えてくれた先輩方のおかげで、「やってみよう」が自然に出てきたんだと思います。
結果的に、あの頃“なんとなく続けていた仕事”が、今の私の軸になっていますね。
遠回りしたようで、全部が今につながってるんですね。
古木さんの話、めちゃくちゃ勇気もらえます。
立派な志から始まったわけじゃないけど、ほんと、この遠回りがなかったら今の私はいなかったと思います。

今後の目標
古木さんの今後の目標とか、ありますか?
個人目標は、事務所を福岡で一番大きな事務所に成長させることですね。
まだまだ誰も僕のことをマークしてないと思いますが(笑)
そして事務所を大きくしたら、業界構造を変えるような働き方を提案したいと思ってます。
これは業界側の都合なので聞いても面白くないと思いますから内緒にしておきます(笑)
業界構造を変える、面白そうですね。
それと切っても切り離せないのが、土地家屋調査士としての目標ですね。
認知度の向上はかなり重要な課題です。
お悩みを持った人がいたとして、不動産といえば不動産屋さん、測量といえば測量士さんという印象があると思います。
ですがそのお悩みの中には土地家屋調査士が専門とする事も含まれているはずですが、よし!土地家屋調査士事務所に相談だ!とはならないのが実情です。
確かにそうですね。
もっと土地家屋調査士の仕事が世に知れ渡り、依頼者さまが直接土地家屋調査士をヒトガラで選ぶ様になる。
ヒトガラSTYLEの編集長との出会いは、私として踏み出せる大きな一歩だと思っています。
そう言ってもらえるのが本当に嬉しいです。
最後に
では最後に、これを読んでくれた方に何か一言お願いします。
ここまでインタビューを読んでいただいてありがとうございます。
お礼と言ってはなんですが、特別な魔法をかけさせていただきました。
貴方が土地の境界で困った時、もしくは困った人と出会った時、私の事を思い浮かべてください。
私が一緒にその問題の解決に全力を尽くすことをお約束します。
心の中で私を呼ぶだけでバッチリ大丈夫です。
大丈夫なのですが、念のため所定の方法でご相談いただけるとより確実です。
いつでも魔法の発動をお待ちしてます。
古木康太郎さんのプロフィール

名前: 古木康太郎(ふるきこうたろう)
誕生日: 1988/8/15(キタキュウマンさんと一致!)
出身: 引っ越しが多い幼少期で、育ったのは小倉南区の曽根周辺
出身学校: なんやかんや戸畑工業高校電気科
家族構成: 妻と1人息子の三人家族
好きな食べ物: からあげとコロッケ
趣味: 仕事が趣味?この質問が一番苦手ですね
目標: 事務所を福岡で一番大きな土地家屋調査士事務所にする事
夢: 自分の村を作ること(村長)
得意なこと: 手先が器用?
得意になりたいこと: ハイテク!
尊敬する人: 全ての労働者と経営者には尊敬しかないです
憧れる人: まだ出会っていません
| 1988年 | 8月 北九州に生まれる 名前の由来は仮面ライダーBLACKの南光太郎。 時を同じくしてキタキュウマンの中の人が同時に生まれていると思うと因縁を感じる。 |
| 2000年ごろまで | 父の仕事の兼ね合いなどで引っ越し・転校が多く、物悲しい幼少期であったと記憶している。(俗に言う2000年問題) |
| 2000年ごろ | 曽根中学校に入学 苦手克服のつもりで陸上部に入るがかなりの苦痛。 人は得意分野を伸ばすべきと知った3年間。 |
| 2003年ごろ | 戸畑工業高校に入学 担任がまさかの陸上部顧問で、帰宅部まっしぐらのハズが、陸上部待った無しの3年間。 |
| 2006年ごろ | 株式会社きんでんに入社 第45回、第46回技能五輪全国大会 電工職種部門 大阪府代表 朝から晩まで管という管を曲げ続ける日々。 曲がってない管を見ると発作が起きていた。 キエー! |
| 2010年ごろ | 第一次迷走期に突入 まず東京の日本橋から、北九州の実家までチャリで帰宅。 その勢いで仕事を退職した後、何を血迷ったか函館へ。 アルバイトで食い繋いだ日々も今や良い思い出。 |
| 2013年ごろ | 北九州で土地家屋調査士事務所に入社 楽そうだからという安直な理由で選んだが、一番苦労したのは車の運転。 入社初日に事故を起こし震えが止まらなかった。 |
| 2017年ごろ | 第二次迷走期に突入 繰り返す日々に嫌気がさしたという事にしてなんとなく退職。ホントなんとなく。 ろくな定職にもつかず、人の手伝いや日雇い的な仕事やなんやかんやで食い繋ぐ生活。 このころから土地家屋調査士の試験をなんとなくで受験しだした。 当時お付き合いしていた人が奥様。 |
| 2024年 | 正月 おみくじは吉凶未分 3月 土地家屋調査士試験に合格→開業 中途半端に受験しては落ちるという負の連鎖を断ち切った瞬間。 この年の試験が人生で一番勉強したかも。 第三次迷走期よ、頼むからまだ来ないでおくれ。 |
古木康太郎さんお仕事の特徴
✔境界トラブルを「揉める前」にほどく、静かな火消し役
✔専門用語を使わず、納得できるまで“噛み砕いて”説明してくれる
✔依頼者の“分身”として動く、代理人意識の高さ
✔成果が同じだからこそ、“人柄”と報連相で選ばれる調査士
✔嘘やごまかしには加担しない、誠実さのラインが明確
✔遠回りと失敗を重ねたからこそ、相談者の不安に寄り添える
✔“この人に代理人になってほしい”を考え続けている人
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furuki0815@gmail.com
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